トヨタ誕生の地、愛知県名古屋市。
地下鉄亀島駅から徒歩20分「トヨタ産業技術記念館」に行ってきました!
名鉄の栄生(サコウ)駅の方から歩いた方が近いのですが、地下鉄の方が便利で楽だったので地下鉄で行きました。
でもかなり暑かったので名鉄で行けば良かったと、後で後悔(笑)
モノ作り好きな人なら楽しめると聞いていたのでワクワクしながら入館しました。
環状織機
エントランスにはこの記念館の象徴にもなっている「環状織機」が置いてあります。
綿を織る機械なのですが、発想がかなりユニークとの事でした。
織機の機械は騒音が凄いのですが、これは動作音がかなり静かで超省エネらしいです。
実際に動いている所を見ましたが、本当に音が静かでビックリしました。
世界中からも高い評価を得ていましたが、致命的な欠点があり、それを修正する前に開発者の「豊田佐吉」が他界した為、開発が中止になりました。
記念館の象徴と言うだけあって、皆さんここで記念撮影してました
昔の機織り機から現代の織機
意外にも、トヨタの出発点は自動車ではなく機織り機からのスタートでした。
あっと言う間に自動化されてて、技術の進歩の速さに驚かされました。
新しい技術をドンドン取り入れて開発を続けられる姿勢が凄いなーと感じました。
僕は性格的に、努力して何か大きな事を成し遂げる事が出来たら、それに満足して完全にバーンアウトしちゃうタイプです(笑)
っていうか昔の織機って開発力もそうだと思うんですが、デザインセンス高くないですか?
何か情熱を感じます。
現代なら無駄とか言われそうですけど、カッコ良さって大事だと思います
現代のヤツになると、こんな感じです。
よりメカっぽくなってますね。
大人気金属加工
記念館の中で一番人気だった場所です。
おっちゃんが一人で鋳造・切削・鍛造加工を解説していて、人気過ぎて大変そうでした。
多分係員の中で一番忙しかったと思います。
永遠と喋り+実演なので。
僕も夢中で写真撮るの忘れてました(笑)
これは鋳造の実演作ったエンジンの模型サイズのヤツです。
鍛造はともかく、鋳造って全然精度が出ないイメージがあって、「えっ?こんなんでエンジンとか重要な部品作って大丈夫なの!?」と疑問に思いました。
でも、後々専用の大型の機械で目的の精度まで加工するから大丈夫との事でした。
専用の機械で仕上げる事が出来るから鋳造で量産する事が出来るんだなーと勉強になりました。
いよいよ自動車館へ
いよいよ本命の自動車館です。
(この頃は歩き疲れていて、写真あんまり撮ってません笑)
コチラの方も係員の方が一から丁寧に解説して下さって分かりやすかったです。
開発陣の人達、バリバリ仕事出来そうなオーラ漂ってます
当時はこのように木型を参考にして、職人の人達が手作業で外板を作っていたようです。
あまりにも大変過ぎますね(;´・ω・)
トランスミッションの初期の型でしょうか?
トランスミッションって複雑な構造で機械設計の魅力がありますよね。
youtubeで「誰にでも分かる」と謳っているトランスミッションの解説動画を見ましたが、全然理解出来ませんでした。
後はシャフトの写真だけです。
もうヘトヘトで勉強するどころかゾンビのように徘徊するだけでした(笑)
全体的な感想
ホントに昔の人は、情熱を糧に多大な努力を注いで技術を発展させてきたんだなーと感じました。
今の僕にはそこまでのやる気がないので、ただひたすらにすげぇなという感じです。
現代のように簡単に情報収集が出来てしまう環境であれば、一つ本気で取り組めばそれなりの実力が手に入るとは思いますが…
逆に情報過多でやる気が削がれるという面もあります。
今回色々な技術に触れる事で、少しだモチベーションが湧きました。
亀歩ながら少しづつ前進していきたいと思います。