期間工をやっていた経験がある方で、職務経歴や履歴書にどう書けばいいか分からないと感じてる期間工さんがちょっと多いみたいです。
中には期間工期間が恥ずかしいと感じ、抹消して履歴書に書かないという人もいるみたいです。
頑張って汗水流して働いたのに、期間工をやっていたという経験を後ろめたく感じる人が割といる事に驚きです。
今回はこの期間工の職歴について書いていこうと思います。
おさらい~期間工で得られる事は何か?
ここで、期間工を経験することで得られる事(メリットやアピールポイント等)をおさらいしましょう。
期間工という経験が自分にどういった変化を及ぼすかについては、別の記事で取り上げています。
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期間工を1度経験する事で自分に起こる変化
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安全意識が高まる
安全意識を高める為には、現場で危険が伴う作業をして実体験を積まなければなりません。
なので、肉体労働の現場というのは安全意識を高める為に最適な場所です。
デスクワークや軽作業がメインの仕事だと、「ご安全に!」とか「ゼロ災で頑張ろう!」と聞いても「( ´,_ゝ`)プッw」という感じで小馬鹿にしてしまいます。
業種を問わず、「安全」については社内で繰り返し言われる事ですが、製造現場の経験がある人とない人では安全についての意識が全然違います。
やはり、経験がない人は小馬鹿にするイメージを払拭出来ないようです。
労災が起こると、労基の調査が入ったり上司の評価に影響があったり仕事の引き継ぎ者を決める必要があったり等、会社側は面倒臭い事態に追いやられます。
労災隠しをする企業を許すな!労災隠しされた場合の2つの対処法
なので、安全意識を持って仕事をしてほしいとお願いしている訳ですが、これをしっかり意識出来るのは現場の経験がある人だと思います。
ルールを守れるようになる
こちらも安全意識とちょっと被りますが、期間工の経験があると社内の規則やルールに対応しやすい体質になります。
何故かというと、工場(特に大手メーカー)には沢山のルールがあります。
独自の細かいルールに沿って仕事をしてなくてはならないので、期間工として働けばそういった細かいルールに対応できる力が自然と身に付きます。
ペース配分・スケジュール管理が出来るようになる
期間工を問わず、時間に追われる仕事に就いていると「自分のペース配分」や「1日の進捗状況」を意識するようになります。
仕事をするにあたって「スケジュール管理」の力はどこの会社でも求められるので、これも期間工をやっていて得をする部分だと思います。
とはいえ、1日の生産台数や目標を毎日意識して仕事に取り組んでいる人は極わずかだと思うので、これに関しては意識して真面目に仕事している人だけが身に付く力だと思っています。
職務経歴書にはどう書けばいいか
職務経歴書は自分がやっていた業務を箇条書きの形でまとめたモノですが、期間工の業務をどう書き出せばいいか分からない人もいると思います。
多分こんな感じで「何を書けばいいんだよ!」と悩んでいると思います。
ここは想像力が必要になってきます。
考えると期間工の業務は色々ある
- QC(品質管理・向上)
- 5S(清潔・清掃・整理・整頓・躾)
- 改善案や創意工夫
- TPM(総合生産管理)
- 棚卸し(在庫管理)
ざっと挙げるだけでもこれだけあります。
振り返ってみると、自分の工程以外にも業務は色々と見つかるものです。
俺、意外と色々やってたんだーという発見もあると思います。
職務経歴書の書き方
職務経歴書のフォーマット(書き方)は自由なので、好きなように書いていいのですが、ある程度「こういう書き方にしましょう」というテンプレ的なものがあります。
どういう書式にすればいいか分からなくて不安という人は、最寄りのハローワークで職務経歴書の書き方を尋ねると良いと思います。
ハロワの係員やキャリアアドバイザーに聞けば失敗しない書き方を教えてくれます。
ハローワークの公式サイトの方でも、職務経歴書の書き方について詳しく説明しているページがあるので、それが一番参考になります。
職歴に期間工を追加することへの不安
最初の話に戻りますが、職歴に「期間工」という文字を入れる事について抵抗を持つ人がいます。
職歴に書いた方がいいか・書かない方がいいか
これは、その人の気持ち次第だと思います。
「職歴に工場勤務なんて言葉を入れたら面接官に笑われちゃう」と思うのであれば、書かない方がいいと思います。
逆に「生産現場で働いてた経験はきっとアピールポイントになるはず」という考え方も出来ます。
考え方は人それぞれです。
ちなみに僕は職歴にしっかり書いてますし、今の会社でもライン工やってた時の経験談なんかを語ったりしてます。
まとめ~職務経歴書にはアピールポイントを書く
- 期間工でも業務は色々ある
- 職歴の書き方はハロワ等で学ぶ
- 学んだ事やアピールポイントの書き方が大事
職歴の印象が良いものになるかは、アピールポイント(学んだことなど)の書き方で決まります。職業や雇用形態では決まりません。
「大変な仕事だったけど根性は付きました」と書けば、ふつーの評価になってしまいます。
一方で「大変な仕事だった為、身体を壊さないように体調管理や生活習慣を整える事を意識し無欠勤を達成することが出来ました」と書けば、また印象が変わってきます。
書き方で印象が決まるので、「お金の為に頑張ってました~」みたいなアルバイト的なノリで書くのはまずいです。
職業よりも書き方の方が配点が大きいので、この点に注意して書いて行けば失敗しないと思います。